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感情六号線

楽しいまま死んじゃおう。

癒し小屋

人生の再確認をしてきました。

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2016.07.11

Live Tour 2016 「癒し小屋」

Raphael

赤坂BLITZ

 

2016年にRaphaelが見れるなんて奇跡以外の何物でもないよ。

 

シナゴーク前奏曲 イ短調~第一楽章~

「...」~或る季節の鎮魂歌~

Sacrifice

Imitation White

promise

さくら

花咲く命ある限り

人間不信

症状3.XXX症

エルフの憂鬱

秋風の狂詩曲

症状2.分裂症

lost graduation

eternal wish~届かぬ君へ~

 

(ENCORE)

White Love Story

タッチ

Evergreen

夢より素敵な

 

Rapahelというバンド、活動自体は4年しかしていないんですよね。

活動休止したとき、わたしは小学校5年生。

 

もちろんライヴを見たこともない。

 

ただ、この短すぎる4年間という活動期間でRaphaelは当時小学生低学年のわたしにとてつもない衝撃を与えた。

結成してすぐにHOT WAVEに出演したのを見たのがわたしとRaphaelの出会いで、そのときに華月が「音楽以外にも才能が有りすぎて何を本職にしたらいいかわからないんですよ。」って話していてなんて自信満々な奴なんだと思ったのが始まり。

 

たしかに曲もかっこよくて、バンTに描かれているメンバーをデフォルメしたデザインなんかも華月が描いてたと記憶してるし、みるみるうちに人気が出てメジャーデビューして、18歳のとき高校を中退しているため出来なかった卒業式を武道館で挙げて、子供が大人になるタイミングでRaphaelも第二章へという矢先に華月は19歳で天国へ旅立った。そしてバンドは活動を休止した。

 

華月の無邪気で屈託のない子供みたいな笑顔が好きだった。

 

大人になることをずっと拒んでいた華月は大人になる前に旅立った。

 

きっと華月はピーターパンだったんだと思っている。

 

時は過ぎて、わたしは華月の歳をとっくに追い越してしまった。

 

2016年、華月の十七回忌。

このタイミングでRaphaelを終わらせるために最後にツアーを周るという告知を見て最初で最後に見に行こうと決めた。

 

今回のツアー、YUKIが華月愛用の月姫というギターを弾くんです。

ギターなんて弾けない癖に思い立ってツアーの5週間前から練習しだしたんだって。こまめにメンテに出すよりなにより弾いてあげることが一番楽器にいいと知って、弾ける弾けないではなく、弾くしかないと思ったって。この心意気がうれしい。

 

そして前回の再演のときと同じく、当時の華月のギターの音で使える音をデジタルリマスタリングして使う演出も健在。

 

なのでステージにはアンプが4台。

 

きょうはステージにはマニュピレーター入れて5人だけど、当時の華月の音を含めた6人でRapahelをやります。ってさ。

それだけでジーンとしちゃった。

 

ちゃんと2016年のRaphaelもしっかりと華月が一片を担っているんだよ!!!

 

また、ステージにいるみんながみんな華月がステージいるような振る舞いをしているのもよかった。「エルフの憂鬱」のギターソロの際に咲人がすっと体を上手側に引いて、華月のアンプから流れる華月の音が映えるようにしてたのとか。

 

ちなみに、わたしが初めてRaphaelを知った曲が「eternal wish~届かぬ君へ~」という曲なのですが、この曲はRaphael初のオリジナル曲でもあって、当時のテイクが見つかったので華月の音にも耳を傾けてみてと言われて始まって、華月のアンプから当時耳にしたままの波紋のようなギターの音が飛び込んできて、一瞬で小学生の頃にトリップして感極まってしまった。

もちろんギターソロも華月のテイクで、そのソロとYUKIの弾く月姫がハモるんだけど、ソロの弾き始めのタイミングでYUKIが呼吸を合わせるように華月のアンプに目配せしてハモり出したのを見て、ああ華月そこにいるんだなって思えてさらに泣けた。

 

 

こんな風に言っているけど、むしろYUKIにはここまで音楽を続けてくれて、Raphaelのことも華月のことも大切にしてくれてありがとうと言いたい。あなたのおかげでわたしは本当の意味でRaphaelに再び出会うことが出来た。

 

当時のRaphaelは“永遠の子供たち”、“終わらない青春”みたいなイメージがあって、それを最も表している曲が「Evergreen」だと思っていて、大好きな曲なんですけど、アンコールで演奏したこの曲のノリが当時はなかったであろう横モッシュで、それに合わせてメンバーが楽しそうに横移動してるのがなんとも青春しているように感じて、終わったと思っていた青春はまだ続いていたんだなと思った。

 

本当に騙されたと思ってやってみてほしい。

「Evergreen」の横モッシュ超楽しいし、超幸せな気分になれるから。

 

気づけば失う感性、握りしめたまま

僕はこのまま輝く大人になっていく

逆らえない時の中で、僕ができること

心の中は変わらぬ素敵な大人になること

 

大人になりたくなかったピーターパンの華月が選んだ大人になるための方法。

 

たぶんわたしは華月になりたかった。

華月にはなれなくとも華月(が思い描いていた)みたいな大人になりたかった。

 

なので「Evergreen」のこの一節は小さい頃からわたしの人生の礎になっている。

 

幼い頃にRaphaelに出会って、こんな大人になりたいという漠然とした理想があって、大人になった2016年に改めてRaphaelの音楽に直に触れることが出来てとても幸せだった。


わたしはなりたかった大人になれているのだろうか。

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