THE NITE OF AVANTGARDE
待ちに待ったツアーだよ!!
2016.11.04
TOUR'16 「THE NITE OF AVANTGARDE」
横浜Bay HALL
ライヴを意識して作ったっていうだけあってライヴがめちゃくちゃ楽しい。
AVANT GARDE(SE)
THE OUTRAGE SEXUALITY
DAMNED
GREED
F.A.K.E
EXODUS
ASHES
PRAYER
KILLING CULT
UNELMA
PHANTOM
FAREWELL
AMBIVALENT IDEAL
ALL THIS I'LL GIVE YOU
VANISH
NEEDLEZ
EVIDENCE
LIGHTNING
pulse_
PLEDGE
(ENCORE)
MOON
MAD
INVADER
GALLOWS
(ENCORE 2)
EVOKE
lynch.のライヴってこうだよねっていうフロアが出来上がる音源だな、と。
そしてフロアの熱量が凄まじい。アンコールで葉月がお客さんは大変だろうけどフロアがぐしゃぐしゃになってるのは一番好きな光景って話してて、アンコラストのギャロウスの終わり際にテンションが上がったのか葉月が「リンチかっけぇぇぇえ!!!!!」って叫んだのが印象的なライヴだった。
— じゅじゅ (@__alansmithee) 2016年11月5日
最近葉月はlnych.をやることに関して「自分がやりたいとかもあるけど、お客さんが求めるlynch.で在りたい。」みたいなことを言っていた記憶があって、「AVANTGARDE」をリリースして、あんなフロアが出来上がったのを見て首謀者である葉月に衝動的かつ客観的な「lynch.かっけぇぇぇえ!!!!!」という感想を吐かせたということは需要と供給が完全に合ったということだと思う。
lynch.として求められる理想でいることで、lynch.が見たい景色が見れるって素敵じゃありませんか。
というか単純にかっこいいlynch,でいてくれるのなら、こちら側だって求められるかっこいいフロアで在りたいよね、という話。
そして「AVANTGARDE」という音源の話。
アヴァンギャルドはド派手な楽曲が多いけど、根本的には誓いを唄っているアルバムだと思っていて、前作のダークで手を伸ばしてくれて、その手を取った私たちとのその先を描いている音源だと思うんです。
— じゅじゅ (@__alansmithee) 2016年11月5日
葉月が「最期に約束をしよう。」って高らかに右手の小指を掲げて始まった本編ラストの「PLEDGE」がその象徴。
「PLEDGE」の「繋いだその手を離さぬように。」で悠介がこちら側に伸ばした手をぎゅっと握ったのもそう。
さらには、lynch.をずっと好きでいた人以外の層に宛てたアルバムでもあって、lynch.をさらに大きくしようとしてるのがわかる。
ちょうど「AVANTGARDE」の制作をしている前後で同志と呼べるバンドが次々と解散や活動休止をして、抜け殻のようになってしまったそのバンドたちを好きだった人たちに対して、そのまま所謂“あがる”状態になってしまうのはもったいないと歌われたのが「EVIDENCE」であり「PLEDGE」。
忘れられないまま
生きてきゃいいだろう
共にいた証だと
消えないでこのまま
永遠を導け
繋いだ手を離さぬように
何かを好きでいたという気持ちを無かったことにするのはあまりにも勿体ないから、lynch.がそいつらの分まで背負って生きていくのを見ていてほしい、よければ一緒に歩いてほしい、そんなメッセージが込められていると思う。
なので一見(一聴)ド派手なイメージがあるけでど、随所に喪失による物憂げな感じがある音源だな、と思うわけです。
「歌詞に意味はない。」なんて葉月が言っていた時期が嘘のように最近のlynch.の音源には物語がある。それが彼らのリアルで、そのときの心境をストレートに書いてあるので少し照れるくらい。だけど愛を感じる。
とても好きなアルバム。
さて、そろそろお別れです。
今回のツアー最大の注目ポイントとして、ダムドの「最高のヤツをあげる。舌を出せ。」で悠介が舌を出すのかどうかをあげていたわたしですが、眼を見開いて舌をベーっと出す悠介を確認してわたし無事に死亡。
— じゅじゅ (@__alansmithee) 2016年11月5日
最高のヤツ、くれました。